米国から英国へ、親パレスチナの政治犯たちがハンガーストライキを行う
政治犯T・ホシャが死にかかっている。
英国のピーターバラ刑務所にいる彼女は、ハンガーストライキの18日目(*2025年8月29日現在)を迎えた。このハンガーストライキは、刑務所による政治的な侵害への抗議として行われている。来春の裁判を待つ間、英国の「テロリズム法」に基づき無期限拘留されている「フィルトン24」の一人であるホシャは、エルビット・システムズの兵器工場の勇ましい解体行動に参加し、100万ユーロの損害を与えたとされている。
ストライキを始めて2週間以上経つが、ホシャの家族や仲間たちの報告によると、刑務所が彼女の医療的ケアを怠る中、彼女の心身の健康状態は急速に悪化しており、髪は抜け落ち、顎は痛み、ブレインフォグは悪化している。 外部にいる支援者たちは、刑務所管理者に電解質補給食を与えるよう要求し、彼女の要求である刑務所図書館での復職と刑務所管理者が差し押さえている郵便物の引渡しに応じるよう呼びかけるキャンペーンを組織している。 8月27日、彼女は発熱し、頭痛が続き、ビタミンを摂取した後に嘔吐し、皮膚の変色に気づいた。 看護師はホシャの状態が「危険ゾーン」にあると告げた。8月28日現在、支援者たちは彼女を緊急入院させるよう呼びかけている。
今、さらに多くの命が危険にさらされている。 2024年の学生インティファーダ運動における米国で唯一の政治犯であるケイシー・グーナンが、8月26日にホシャのハンガーストライキを知ると、彼らとサンタ・リタ刑務所の同房者は直ちに、彼女の要求が満たされるまでホシャと連帯してハンガーストライキを行うことを宣言し、ストライキを国際化した。 糖尿病患者であるケイシーにとって、食事の摂取を拒否することは特にリスクが高いが、ケイシーは過去に集団ハンガーストライキを組織して成功させている。
パル・アクションUKの囚人たちと同様、ケイシーは犯罪容疑の政治的性質を理由に繰り返し標的にされ、他の受刑者から意図的に隔離されてきた。これは、囚人の組織化を防ぐために国家が政治犯に対して用いる典型的な戦術である。 今年の夏には、ケイシーは脅迫的な副所長に対して苦情を申し立てたことで報復を受け、電話や面会、そして売店の利用を1カ月以上も剥奪されたばかりだ。 州は何度もケイシーの量刑審理を延期し、4月に行われるはずだったが、現在は2025年9月23日に設定されている。ケイシーは カリフォルニア大学バークレー校で警察車両を燃やしたとされ、「テロリズム強化罪」で最高20年の連邦刑務所行きが決まっている。 また、英国の訴訟におけるテロ対策法の武器化と同様に、ケイシーの罪状にこの「テロ強化」が追加されたことで、連邦政府はケイシーに対する判決や処遇において、乱用や過剰な強権的措置を行う余地をはるかに広げることになる。
ストライキの拡大を発表するにあたり、ケイシーは次のような声明を発表した:
本日、英国のパル・アクション囚人であるT・ホシャがピーターボロ刑務所でハンガーストライキを始め、16日目に入っていることを知りました。2025年8月26日午後4時(EST)現在、彼女の要求3項目のうち2項目は受け入れられましたが、刑務所が差し押さえている郵便物の返還を求め、ハンガーストライキを継続中です。
西側諸国におけるパレスチナ解放運動への参加を理由に投獄された囚人として、私たちは国境を越えて互いに責任を負い、イスラエルの刑務所に囚われたパレスチナ人囚人運動が示したのと同じ不屈の精神をもって、刑務所内での生活を追求しなければなりません。
我々を捕らえた国家こそが、シオニスト勢力の加速させるジェノサイドとガザにおけるパレスチナ人の絶滅、そして彼らが占領を続ける土地の黒人と先住民族に対する継続的なジェノサイドを可能にしています。
西側左派が危機から危機へと移り続け、パレスチナへの責任を回避し続ける中、私たちが頼れるのは我々自身だけです。ここで言う「私たち」とは、パレスチナ支援のために弾圧に直面し、犠牲を、真に犠牲を払っている人々のことです。T・ホシャのように、手紙を受け取るだけのために16日間のハンガーストライキに耐えた人々のことです。
西側のパレスチナ連帯運動は、ジェノサイドというこの耐え難い状況への抵抗を行う中で、命を危険に晒し、今もそうし続けている彼女のような人々を見捨ててはなりません。
連帯とは言葉ではなく、行動なのです。本日より、私と独房の仲間は米国のサンタ・リタ刑務所で彼女の要求が満たされるまでハンガーストライキを行います。T・ホシャとパレスチナ連帯運動の全ての囚人への連帯を!
牢獄の壁を破壊せよ!入植者帝国の囚人を解放せよ!
ホシャとケイシーの身体が縮み、弱り、生きながら自らを蝕み始めるにつれ、疑問が湧いてくる。なぜ街頭でので親パレスチナの抗議集会で彼らの名前が唱えられることがないのか?なぜ彼らの顔が看板や壁画に描かれ、彼らの要求が会議やパンフレットで繰り返し取り上げられることがないのか? ケイシーや「フィルトン24」のために巨大なプラットフォームを使って発言できるはずの資金豊富なNGOはどこにいるのだろうか?そうした団体は、彼らの法的資金に寄付しないまでも、少なくとも彼らの存在を認めてもいいはずだ。 イライアス・ロドリゲス、ジャキー・マクレイ、タレク・バズローク、いわゆるアメリカ国内の無数の政治犯についてはどうだろう? 名前を挙げればきりがない。 犠牲を払ったために冷たい独房から出られないでいる人々を無視する反面、暖かい家の中から敗北主義を表明したり、何もエスカレートさせる行動を起こさなかったり、、誰も犠牲を払おうとしないと文句を言ったりすることがまかり通っていいのだろうか。 この記事を最後まで読んでも、ハンガーストライカーのために要求をしない人はどれほどいるだろうか?
ホシャ、「フィルトン24」、ケイシー、イライアス、ジャキー、それに加えてムミア・アブ=ジャマール、イマーム・ジャミール・アル=アミーン、ジョージ・フロイド蜂起の人々のような長期政治囚は、運動から、特に運動の指導者を自認するNGOから、彼らにふさわしい支援を受けることができない。 なぜなら、彼らは 「完璧な犠牲者 」ではないからである。彼らは平和的であることを非難されるのではなく、抵抗することを非難されるのであり、それに対して彼らは引き下がりはしないのである。
ケイシーの同志の一人が、「ケイシー・グーナンとプロ・パレスチナ運動における政治犯の放棄について」という記事で書いているように、「アメリカの警察組織と刑務所組織とイスラエルにおけるそれらの機関との間では、抑圧と闘争の相互関連性がある、という漠然とした主張をするにもかかわらず、アメリカの親パレスチナ運動内では、その理解から実質的な顕在化はほとんど見られない。 一方、囚人と外側の過激派たちとの協調闘争は、パレスチナ解放の成功の鍵となっている。」 記事は、過激派が孤立し、大半のエスカレーションが失敗した理由は、アメリカにおける「運動」の小ブルジョアな階級的性格とNGO化、そしてアメリカ帝国主義と入植者植民地主義に対する改革主義的態度であると指摘している。
D・ムーサ・スプリンガーがMondoweiss紙で述べているように、この傾向は日和見主義的で自殺行為である。「政治犯の顔に自分たちが映っているのを見ず、それに従って組織化しないこと......抑圧的なシステムを根本的に祓い清めたいと主張する運動の中で、政治犯を亡霊にすることを許してしまっている」。
「囚人は私たちの羅針盤」はパレスチナでは空虚なスローガンではない。 闘争の実質的な現実なのだ。レバノンの革命的共産主義者ジョルジュ・アブダラは、数十年間フランスの刑務所に収監されていたが、7月に釈放されたとき、この公理を最も明確な言葉で説明した。「抵抗する者こそが最終的な決定権を持ち、なすべきこと、なすべきでないことを決定する。 最終的な決定者は、レジスタンスのために自らを犠牲にする者である。 すべての観衆には、いかなる話題についても議論する権利はない。」パレスチナ革命の囚人たちは、忘れ去られたり、リップサービスされたりするだけではなく、血を流されるのだ。 「アル=アクサの大洪水」作戦はそれ自体が脱獄であり、トゥファン・アル=アハラール(自由の大洪水)を生んだことを忘れてはならない。 しかし、ここ西側で政治犯への敬意が実際に実践されるまでは、それは単なるスローガンであり、ますます空虚なものになるだろう。
弾圧に直面している過激派を見捨てるこの傾向について、上記で言及したこと以上ここで言うことはあまりないが、獄中生活だけでなく、肉体的な生命そのものが危機に瀕している場合、事態さらに差し迫って感じられる。 私は昨年、パル・アクションUSと直接行動を起こしたことで刑務所にいた時のことを覚えている。比較的短い期間(40日間)だったが、そのとき、パル・アクションUKの囚人たちと同様に、今回のパレスチナ運動の政治囚はケイシーだけだった。 私たちはみんな一緒に呼吸をしているような気がした。私たちの精神は、金属の格子、コンクリート、山、海を越えて舞い上がり、決して一人ではなかった。 私たちは監獄のタブレットからハッピーバースデーのメッセージを書き、英国の囚人たちに伝えた。 私たちは支援者たちに、私たちに手紙を書くのをやめて、ケイシーのようにもっと長い間刑務所の中にいる人たちに手紙を書くようお願いした。 ケイシーが言ったように、「私たちが頼れるのは我々自身だけです。 ここで言う「私たち」とは、パレスチナ支援のために弾圧に直面し、犠牲を、真に犠牲を払っている人々のことです。」 釈放されて以来、私は時々、快適さや無感覚に逆戻りしてしまったのではないかと心配になることがある。内側にいた時に感じた生々しい明晰さや切迫感(絶望ではない)の感覚から、乖離しまったのではないかと。それらの感覚は、私たち全員が、いつだって、どこにいたって、感じるべきなのだ。しかし、ケイシーの言葉は私を揺さぶり、再び明確な状態に戻してくれる。 ケイシーとホシャは抵抗しているのだから、実は私たち全員よりも自由なのだということを、思い出させてくれる。
ホシャとケイシーの命を救うため、HMPピーターズボローに電話やEメールを送り、ホシャの要求をすべて受け入れるよう要求してください。 最新のアップデート、指示、要求一式については、instagram.com/prisoners4palestineとx.com/Workshops4Gazaにアクセスしてください。

